1月8日は「イヤホンの日」です。「イヤホンの日」に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。
イヤホンの日
「イヤホンの日」は、イヤホンの総合情報サイトである「イヤホンナビ」が制定しました。
1月8日である理由は、「い(1)や(8)ほん」と読む語呂合わせからです。
イヤホンの普及を目的に制定されました。
世界中の有名メーカーのイヤホンを集めて、試聴、比較できるイベントなどを行っています。
イヤホン誕生のきっかけは10円玉だった
現在、世界で当たり前のように使用されているイヤホン。実はこのイヤホンは、日本が世界で初めて開発したものです。
イヤホンが開発される前に主流となっていたのはヘッドホン。ヘッドホンという存在が歴史上、初めて登場したのは音楽鑑賞用ではなく、電話交換手用のものだといわれています。
そのヘッドホンを活用して世の中に登場したのが、ウォークマン。1979年(昭和54年)、ソニーが初代「ウォークマン (WALKMAN)」を発売します。当時、外で音楽を聞く為には、大きなラジカセを持ち歩かないといけませんでした。そんな中、ヘッドホンで音楽を聴くという、それまでになかった文化を世界に広げた小型カセットプレーヤーが登場することとなります。
ただ、この頃のウォークマンはイヤホンではなく、ヘッドホンで聞くタイプでしたので、そのサイズ感と重量感は、ウォークマンを利用するにあたって、1つの障害となっていました。そこで、持ち運びの利便性を求め、イヤホンの開発が進められます。そんな中、あるイヤホンを開発していた人が、東京タワーの工事現場の映像をたまたま見ることになります。その映像には、自分の耳に10円玉を入れながら、高所で働くとび職人の姿がありました。高所作業は、吹き荒れる風や重機の音などで耳に大きな負担がかかりやすい仕事の為、当時のとび職人は、耳栓代わりに10円玉を耳に押し込んで仕事をしていたそうです。10円玉が人の耳に入る事を知ったその開発者は、''10円玉サイズのヘッドフォンを作ればよい"と思いつきます。このことをきっかけに開発が進められ、試行錯誤しながらも、1982年(昭和57年)に現在のような耳に入れる形のイヤホンが誕生しました。
このように、今は何気なく使用しているイヤホンも、東京タワーがなければ、世の中に登場するのは、もっと先になっていたかもしれませんね。