【わかりやすい】今日は何の日&雑ブログ

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【2月12日 記念日】ボンカレーの日/レトルトカレーの日〜今日は何の日〜

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2月12日は「ボンカレーの日/レトルトカレーの日」です。「ボンカレーの日/レトルトカレーの日」に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。

 

ボンカレーの日/レトルトカレーの日

2007年(平成19年)に、大阪府大阪市中央区に本社を置き、「ボンカレー」に代表される食品・飲料を製造・販売する大塚食品株式会社が制定しました。

2月12日である理由は、1968年(昭和43年)の2月12日に、世界初の市販用レトルトカレー「ボンカレー」が発売されたことに由来します。記念日は「ボンカレーの日」「レトルトカレーの日」でそれぞれ一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。

 

世界初のレトルトカレー「ボンカレー」の誕生について

1964年(昭和39年)、関西でカレー粉や即席固形カレーを製造販売していた会社を、大塚グループが引き継いだのが大塚食品株式会社の始まりです。

ボンカレーを開発するきっかけとなったのは、当時、カレーは洋食の代表として人気メニューの一つになっていて、メーカー間の競争も激しい状況でした。大塚グループでも「他社と同じものを作っても勝ち目はない」「何か違ったものを作りたい」と考えていました。そんな中、大塚家の大塚明彦が、米国のパッケージ専門誌「モダン・パッケージ」に掲載された「US Army Natick Lab」の記事に着目します。缶詰に代わる軍用の携帯食として、お湯で温めるだけで食べられるソーセージを真空パックを見て、「この技術をカレーと組み合わせたら、お湯で温めるだけで食べられるカレーができるかもしれない」と考えたのです。この新しい技術との出会いをきっかけに、「一人前入りで、お湯で温めるだけで食べられるカレー、誰でも失敗しないカレー」のコンセプトで開発がスタートしました。

「一人前入りで、お湯で温めるだけで食べられるカレー、誰でも失敗しないカレー」を完成させるためには、「常温で長期保存が可能であること」「保存料を使わないこと」が絶対条件でした。 当時はパウチにする包材もなければ、レトルト釜もありませんでしたが、大塚グループで持っていた点滴液の殺菌技術を応用して、レトルト釜を自分たちで作りました。しかし、カレーを入れたパウチをレトルト釜に入れ、殺菌のための高温処理をすると、中身が膨らみ破裂してしまいます。それを防ぐために圧力をかけるのですが、この温度と圧力の兼ね合いが難しかったのです。パウチの耐熱性、強度、中身の耐熱性、殺菌条件などのテストを繰り返し行い、商品としての可能性を次第に高めていきました。試行錯誤の末、1968年(昭和43年)2月12日、世界初の市販用レトルトカレーとして、「ボンカレー」を販売しました。

販売当初は、阪神地区限定で、賞味期限は冬場で3ヶ月、夏場で2ヶ月でした。また、あえてコストの高いビーフカレーにした理由は、牛肉は調理中に煮崩れし辛いことと、当時高価であった牛肉を使うことで高級感を出すためでした。

この「ボンカレー」という名前がついた理由は、フランス語のBON(良い、おいしい)と英語のCURRY(カレー)を組み合わせて、「おいしいカレー」という意味が込められています。