【わかりやすい】今日は何の日&雑ブログ

365日の記念日をわかりやすく紹介します。また、これはオススメと思った情報を発信します。

【2月14日 記念日】バレンタインデー〜今日は何の日〜

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2月14日は「バレンタインデー」です。「バレンタインデー」に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。

 

バレンタインデー

3世紀にバレンタイン(ワレンチヌス)が殉教した日。女性が男性に求愛できる日とされ,若い男女間で贈り物をかわす風習があります。正式には聖バレンタインデーといいます。女性が男性にチョコレートを贈るのは,菓子業界が考え出した日本特有のものです。

 

 

バレンタインデーが2月14日である理由

ローマ帝国時代、ローマでは、2月14日は女神ユーノーの祝日でした。ユーノーは全ての神々の女王であり、家庭と結婚の神でもありました。翌日の2月15日は、豊年を祈願するルペルカーリア祭の始まる日でした。当時は若い男女は生活が別々でした。祭りの前日の2月14日、女性は紙に名前を書いた札を桶の中に入れることになっていました。翌日の2月15日に、男性は桶から札を1枚引きます。引いた男性と札の名の女性は、祭りの間パートナーとして一緒にいることと定めらました。多くのパートナーたちはそのまま恋に落ち、そして結婚しました。

西暦3世紀頃のローマ帝国皇帝クラウディウス2世は、若者が戦争へ争いに行きたがらない理由は、愛する家族や恋人を故郷に残すことを躊躇する気持ちにあると確信し、結婚を禁止してしまいました。そのような中、キリスト教の司祭だったウァレンティヌス(バレンタイン)は、結婚を禁止されて嘆き悲しむ兵士たちを憐れみ、彼らのために内緒で結婚式を行っていましたが、やがてその噂が皇帝の耳に入り、怒った皇帝は二度とそのような行為をしないようウァレンティヌスに命令します。しかし、ウァレンティヌスは毅然として皇帝の命令に屈しなかったため、最終的に処刑されてしまいます。この処刑の日は、ユーノーの祭日であり、ルペルカリア祭の前日である2月14日があえて選ばれました。このため、キリスト教徒にとっても、この日は祭日となり、恋人たちの日となりました。

 

バレンタインデーにチョコレートを贈るのは日本独自の風習?

この「女性から男性へチョコレートを贈る」という風習は、実は日本独自の文化であり、欧米のバレンタインデーでは、恋人や友達、家族などがお互いにプレゼントを贈り、感謝の気持ちと愛を伝えるのが一般的となっています。国によってはチョコレートを贈る風習もありますが、バレンタイン・カードや花束がメインのプレゼントで、チョコレートはあくまでも添え物という位置付けです。

この「チョコレートを贈る」風習の始まりについては諸説あります。

まず一つ目は1958年(昭和33年)に製菓会社メリーチョコレートカムパニーが行った新宿・伊勢丹でのチョコレートセールが始まりであるという説です。1年目は3日間で3枚、170円しか売れなかったが、現在ではチョコレートの年間消費量の4分の1がこの日に消費されると言われるほどの国民的行事となりました。

次に二つ目は、日本でのバレンタインデーの始まりについては、メリーチョコレートカムパニーよりも前に神戸のモロゾフ製菓が行ったという説もあります。モロゾフ製菓が1936年(昭和11年)2月12日に外国人向け英字新聞『ザ・ジャパン・アドバタイザー (The Japan Advertiser)』に、「あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」というコピーの広告を既に掲載しており、モロゾフ製菓がバレンタインチョコを最初に考案した仕掛け人であるとされる説が最有力とされています。

いずれにしても、日本では女性から男性にチョコレートを贈るのが主流ですが、これはお菓子の販売促進を目的とした、商業的な背景からできた文化なのです。