【わかりやすい】今日は何の日&雑ブログ

365日の記念日をわかりやすく紹介します。また、これはオススメと思った情報を発信します。

【2月23日 記念日】富士山の日〜今日は何の日〜

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2月23日は「富士山の日」です。「富士山の日」に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。

 

富士山の日

1996年(平成4年)1月に、パソコン通信Nifty-Serve内の同好会「山の展望と地図のフォーラム(FYAMAP)」が制定しました。

また、2001年(平成13年)12月には山梨県南都留郡河口湖町(現在の富士河口湖町)が、2009年(平成21年)12月には静岡県が制定しています。

2月23日である理由は、「ふ(2)じ(2)さん(3)」(富士山)と読む語呂合わせと、この時期、富士山がよく望めることに由来します。

 

富士山の雑学

富士山の頂上では、約87℃で水が沸騰する

富士山の山頂では、気圧が平地の3分の2程度しかないため、水は100℃になる前の約87℃で沸騰します。

平地の気圧は1000hPa程度ですが、上空に行くほど空気が薄くなり、気圧が下がります。山に100m登ると約10hPa気圧が下がりますので、富士山頂3776mでは、気圧は 630hPa位になります。登山も3000m(700hPa)を超えると、空気が薄くなり、山の気圧に慣れるまで、思考力や運動能力が低下し、登山事故が発生しやすくなりますので注意が必要です。

また、気温は100m上がるごとに0.6℃下がるため、富士山頂の平均気温は、真夏でも約6℃しかありません。

このようなことから、富士山に登る前にはしっかりとした計画を立て、万全の準備を整えることが必要です。

 

富士山に初めて登ったのは聖徳太子?

聖徳太子の一生を記述した「聖徳太子伝暦」の中に、「27歳(598年)の聖徳太子が、甲斐の国から献上された馬に乗り、雲に乗って富士山を駆け登った」という一節があり、その様子は、富士山が描かれた現存する最古の絵といわれる「聖徳太子絵伝」にも描かれています。この伝説がもとになり、富士山頂の山のひとつが駒ヶ岳と呼ばれるようになったそうです。江戸時代には馬に乗った聖徳太子の銅像が奉納されていました。現在は富士吉田市如来寺に祀られています。

また、役小角(えんのおづぬ)という呪術者も、同じく初めて富士山に登ったという伝承が残されている人物のひとりです。「日本現報善悪霊異記」には、699年(朱鳥14年)に伊豆への流刑を受けた役小角が、夜になると海の上を歩いたり空を飛んだりして富士山へ行き修業をするという生活を送っていたと書かれています。

 

「どっこいしょ」のルーツは富士登山?

重いものを持ち上げたり、座っている状態から立ち上がったりする時に、「どっこいしょ」という言葉を使いますが、この言葉は、富士山がはじまりだといわれています。

富士山は、古来より霊峰富士と呼ばれ、富士山信仰が伝えられてきました。

霊山としての富士山に登るとき、人々は白い衣を着て、八角の杖をついては「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」といく度も唱えました。六根とは、人間に備わった6つの感覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、意識)のことで、それらが汚れなく清らかでありますようにと祈りながら登ったのです。

この「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」という音が、徐々に砕けて「どっこいしょ」という言葉に変わっていったとする説があります。