10月10日は「目の愛護デー」です。「目の愛護デー」に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。
目の愛護デー
「目の愛護デー」は、1931年(昭和6年)に、中央盲人福祉協会が10月10日を「視力保存デー」として制定したのがはじまりです。
その後、1938年(昭和13年)に、日本眼科医会の申し出により、9月18日を「目の記念日」とします。戦時中一時活動は中止されていましたが、1947年(昭和22年)に、中央盲人福祉協会が再び、10月10日を「目の愛護デー」と定めました。
10月10日である理由は、10と10を横にすると、人の顔の目と眉に見えるからです。
「目の愛護デー」では、現在、厚生労働省が主催となり、全国で目の健康を促す活動がされたり、
目の関連企業や団体がイベントを開催したりしています。
目の雑学
「効き目」はどっち?
箸を持つ、字を書く、ボールを投げるといった動作をするとき、「利き腕」を使いますが、目にも「利き目」というものがあります。両手を大きく前に出して、両手の親指と人差し指で三角をつくり、その三角のなかに遠くの目標物をいれて見るようにします。この時は、両目は開けたままです。次に、片方ずつ目を閉じてみて、目標物が大きくずれないで見えるほうが「利き目」ということになります。
人にまゆ毛やまつ毛があるのは、なぜ?
まゆ毛は、額の汗や水が眼に入らないようにし、目の横に流すようにする役割があります。まゆ毛のはえている部分には、脂を出す皮脂肪線がたくさんありよく水をはじき、汗が目に入らないしくみになっています。まゆ毛は大体、左右合わせて1,300本あります。次に、まつ毛は、ほこりが角膜や結膜にあたるのを防ぎます。まつ毛の毛根の周囲には知覚神経が集まっていて、ほこりが、触れると敏感に感じとって、自然にまぶたを閉じて目を守ります。まゆ毛もまつ毛も、大切な目を守るために大切な役割をしているのです。
眠いときに目をこするのは、なぜ?
眠りにつく前から、涙をつくる涙腺は、涙の量を減らしています。そのため、眠くなると目頭(めがしら)がショボショボして、目をこすって眠気をまぎらわそうとすることになります。朝起きたときも同じ理由で目をこするのです。
子供ってどれくらい視力があるの?
子どもの視力は生まれてから約6~7年かけて、ものを見ることによって発達します。子どもの目がどのように成長しているのかを知って、健康な目を形成するために必要な生活習慣を身につけましょう。
生後1ヶ月:光の明暗がわかります。目の前で動くものがわかります。
生後2ヶ月:視力0.01、色の違いがわかります。
生後3ヶ月:視力0.02、動くものを目で追います。
生後6ヶ月:視力0.04~0.08
生後8ヶ月:視力0.1
1歳:視力0.2
1歳6ヶ月:視力0.4
2歳:視力0.5~0.6
3歳:3分の2が視力0.7
4歳:70%以上が視力1.0
5歳:80%以上が視力1.0
6歳:ほぼ全員が大人の視力(1.0)にまで発達します。