10月11日は「安全・安心なまちづくりの日」です。「安全・安心なまちづくりの日」に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。
安全・安心なまちづくりの日
2005年(平成17年)の12月20日に犯罪対策閣僚会議で決定し、2006年(平成18年)から実施されている国の啓発デーです。
犯罪に強い社会の実現のため、安全・安心なまちづくりを推進する気運を全国的に波及・向上させ、国民の意識と理解を深めることを目的として、「安全・安心なまちづくりの日」を設ける。
「安全・安心なまちづくりの日」は毎年10月11日とし、その前後の期間において、国民各層の幅広い参加を得た取組を集中的に推進する。
(首相官邸ホームページより)
侵入犯罪の情勢
刑法犯認知件数は、1996年(平成8年)から2002年(平成14年)にかけて増加し続けて、同年には約285万件に達しました。しかし、翌年の2003年(平成15年)からは減少に転じて、2020年(令和2年)には61万4,231件と、戦後最少を更新しました。このうち、住宅を対象とした侵入窃盗の認知件数についても減少傾向にあるものの、2020年(令和2年)は2万1,030件もの発生がありました。
侵入窃盗データ
侵入窃盗の認知状況の推移
侵入窃盗の認知件数は、2003年(平成15年)から減少に転じ、2020年(令和2年)は4万4,093件で前年比−23.7%と18年連続で減少しています。
このうち住宅対象侵入窃盗は、2004年(平成16年)から減少しており、2020年(令和2年)は2万1,030件で前年比−27.3%と、同じく連続して減少しています。
しかしながら、一日当たり約58件発生しており、未だ多くの住宅が被害に遭っています。
侵入窃盗の発生場所別認知件数(2020年度)
1位:一戸建住宅 37.0%
2位:一般事務所 11.7%
3位:共同住宅(3階建以下) 9.3%
侵入窃盗の手口別認知件数(2020年)
1位:空き巣 31.5%
2位:忍び込 13.5%
3位:出店荒らし 12.2%
侵入強盗データ
侵入強盗の認知状況の推移
侵入強盗の認知件数は、2003年(平成15年)を最多とし、2004年(平成16年)からは減少傾向にあり、2020年(令和2年)には401件と前年比−13.0%となっています。
なお、住宅を対象とした侵入強盗は、2004年(平成16年)を最多とし、翌年の2005年(平成17年)からは減少傾向にあり、2020年(令和2年)は160件で、前年比−0.6%減少しています。
侵入強盗の発生場所別認知件数(2020年)
1位:商店 43.1%
2位:一戸建住宅 23.9%
3位:生活環境営業 9.2%
参考文献:住まいる防犯110番