10月20日は「頭髪の日」です。「頭髪の日」に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。
頭髪の日
「頭髪の日」は、1977年(昭和52年)に、公益社団法人日本毛髪科学協会が制定しました。
日本毛髪科学協会は、毛髪と皮膚についての正しい知識を普及するために一般市民への普及啓発、会員を対象にした教育研修、および毛髪と皮膚に対する調査研究を目的に、1966年(昭和41年)5月、厚生大臣の認可により設立された団体です。
10月20日である理由は、「とう(10)はつ(20)」(頭髪)と読む語呂合わせからです。
髪と頭皮にやさしい洗髪方法
洗髪の目的
シャンプーは髪を洗うためのものではなく、頭皮の洗浄が目的で、頭皮に溜まった老廃物や皮脂の汚れを落としてあげるためのものです。毎日洗髪していても、部分的に洗い残しがあると頭皮トラブルやにおいの元になります。シャンプーの洗浄成分を頭皮全体にまんべんなく届けて、しっかりすすぐことを心がけましょう。
また、洗髪は頭のマッサージの目的もあります。普段動かさない頭部の筋肉をシャンプーによって動かすことで、血の巡りをサポートしてあげることも洗髪の大切な目的です。
正しい髪の洗い方
①髪を濡らす前にブラッシングをする
髪が絡まりやすい場合は、濡れるとより絡まりやすくなるので、あらかじめ、目の粗いブラシやくし、あるいは手ぐしで、もつれをといておきます。
頭皮への当たりが柔らかく、毛先が丸い、クッションブラシで、頭皮をとかすことで、固体脂をほぐし、皮脂類を髪に移して頭皮への刺激を防いだり、洗いやすくすることができます。生え際から頭頂部に向かってとかすと良いでしょう。固まるタイプのスタイリング剤が髪にたくさん残っているときは、髪を濡らすときにスタイリング剤をすすぎ落としながらもつれをときます。
②髪と頭皮を十分に濡らす
シャンプーがよく泡立つように、髪と頭皮を十分に濡らします。お湯だけで頭皮の汚れを落としましょう。頭皮に指の腹を当てて弧を描くようにして、頭皮をマッサージしながら皮脂を落とします。時間にして1分~2分くらいでしょうか。時間をかけてゆっくりと洗います。
皮脂や汚れを落とす適正温度は、36度~38度。40度を超えると頭皮が乾燥しやすくなり、頭皮に対しても負担がかかります。
③シャンプーを頭皮全体に行き渡らせる
シャンプー液を手のひらに取って軽く広げるようにしてから、頭皮の洗い残しがちな部分(耳上や後頭部の内側)に塗布します。泡が頭皮全体に行き渡るよう、指の腹を少しずつ動かしながらマッサージするように広げます。髪にも泡が行き渡るようにします。爪を立てて髪を刺激してしまうとダメージにつながりますので注意しましょう。
④頭皮や髪にヌルつきが残らないようにすすぐ
洗浄成分がせっかくキャッチした油性の汚れが残らないように、指で触れながら頭皮や髪にヌルつきがなくなるまですすぎます。シャンプーをしっかりと洗い流さないと頭皮の老廃物として残りますので、3分~5分は流すようにします。耳の裏側や頭頂部など、洗いにくい場所にヌメりが残っていないかどうかをチェックしましょう。前髪やサイド、えり足などは無意識でシャワーを当てているので泡が残っていないですが、耳の裏などは流し忘れることが多いので注意しましょう。