初めて健康診断をされる方や毎年健康診断が近づいてくると、胃カメラ検査かバリウム検査で迷う方もいらっしゃると思います。
前々回は胃カメラ検査の体験談、前回はバリウム検査の体験談ををお伝えしましたが、今回は胃カメラ検査とバリウム検査の体験を踏まえて、どちらが楽か、どちらがお勧めかをお伝えしたいと思います。
それぞれの検査を比較しながら説明します。
【目次】
1.診断能力度
結論、胃カメラが正確なようです。
バリウム検査では確定診断はできませんが、胃カメラは実際に胃内部の状況をカメラ画像で見るわけですから、バリウム検査よりも胃の異常を発見し易くなります。
2.費用面
胃カメラ検査がバリウム検査よりも約5,000円程、費用がかかるそうです。更に胃カメラ検査は組織検査を含む場合は更に高くなるようです。
3.所要時間
バリウム検査が約10分、胃カメラ検査が約30分です。
4.被曝度
胃カメラ検査は被曝は無いですが、バリウム検査はわずかながら被曝があります。
5.苦痛度
個人的な見解ですが、バリウム検査が楽です。私の場合、胃カメラ検査は鼻腔が狭いせいか、内視鏡を鼻に通す際に痛いことと、嘔吐感もありますので、断然、バリウム検査の方が楽です。
6.まとめ
簡単に比較してみましたが、この比較を見て皆さんはどちらを選択されますでしょうか。
比較から見ればバリウム検査を選択することになると思います。ただ、診断能力度から考えると胃カメラ検査になりますよね。
また、こんな記事があります。
日本対がん協会が2010年に行った胃がん検診のデータによると、受診者243万1,647人のうち精密検査が必要と判定された方は20万7,877人(8.5%)で、このうち実際に精密検査(内視鏡)を受けた方は15万4,167人(77.4%)、“がん”が発見された方は2,683人(0.11%)という結果でした。これは見方を変えると15万人以上の方が2つの検査を受けるという二度手間をかけて、実際に“がん”が見つかったのは精密検査を受けた方の2%弱という効率の悪い結果と受け取れます。こんなことであれば、はじめから内視鏡をと多くの方が思われるのではないでしょうか?
という感じです。8年前のデータではありますが、結局、バリウム検査で再検査になった場合は胃カメラ検査をすることになり、二度手間になってしまう結果が見てとれます。
以上のように、個人的な見解ですが、せっかく時間をかけて検査するわけですので、少しの時間の苦痛を我慢して、悪いところが無いかをしっかり見てもらえる胃カメラ検査を強くお勧めします。
過去の記事も宜しければご覧下さいね。
【体験談】胃内視鏡(胃カメラ)検査を実際に経験してみた感想 - GLAY大好きパパのブログ
【体験談】バリウム(胃透視)検査を実際に経験してみた感想 - GLAY大好きパパのブログ