2月3日は「大豆の日」です。「大豆の日」に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。
大豆の日
大豆商品を扱うニチモウバイオティックス株式会社が制定しました。
2月3日である理由は、この日が、煎った大豆をまいて邪気を払い、まいた大豆を年の数だけ食べて無病息災を願う風習がある節分の日(2月3日頃)となることが多い日であることに由来します。
大豆の歴史
大豆の原産地は?
大豆の原産地にはいくつかの説がありますが、中国とする説が有力です。紀元前2000年以前から中国の広範囲で栽培されていたようです。その後、朝鮮半島や東南アジアにも伝わっていったとされています。
日本に伝わったのはいつ?
大豆が日本に伝わったのは、古くは縄文時代とされています。山梨県北杜市にある酒呑場(さけのみば)遺跡から出土した縄文時代中期の井戸尻式土器から大豆の圧痕が見つかり、その頃には大豆の栽培が始まっていたことがわかっています。原産地である中国から朝鮮半島を通じて入ってきたと考えられています。
奈良時代に中国との交流が盛んになってから、仏教とともに味噌や醤油など大豆の加工品や加工方法も伝わってきました。奈良時代に書かれた「古事記」にも「豆」という字が記されています。ただ当時、大豆は特別な食物だったようで、一般には普及していませんでした。
日本で広く栽培が始まったのは鎌倉時代以降といわれています。この頃より仏教が普及していて、その影響で肉食が禁止されていた為、肉や魚に変わるたんぱく源として大豆を食べるようになったのです。
戦国時代になると、戦(いくさ)に出かける侍や農民たちの栄養食・保存食としても大豆製品が欠かせませんでした。江戸時代には、味噌や醤油や豆腐などの加工食品が、味噌汁など料理となり大衆にも広まっていきました。こうして大豆の栽培が広まっていき、時代とともに加工技術も発達していきました。そして、味噌、納豆、醤油、豆腐、きな粉、おから、ゆばなど様々な加工品が作られ、私たち日本人の食生活になくてはならないものになっていきました。