1月25日は「日本最低気温の日」です。「日本最低気温の日」に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。
日本最低気温の日
日本最低気温の日は、1902年（明治35年）の1月25日に、北海道の上川測候所（現在の旭川地方気象台）において、日本の気象観測史上の最低気温である、マイナス41.0℃を記録したことに由来します。
これは、1981年（昭和56年）5月27日に富士山頂の記録されたマイナス38.0℃よりも低い温度となります。
ちなみに、1978年（昭和53年）2月17日に、北海道の幌加内町母子里（ほろかないちょうもしり）の北大演習林で、マイナス41.2℃を記録しましたが、気象庁の公式記録の対象から外れていたため、公式では旭川市の記録が最低気温となっています。
気温の観測方法
地上の気温の測定方法は、世界気象機関（WMO）により規定されています。「地上から1.25〜2.0mの高さで、温度計を直接外気に当てないようにして測定すること」と定められています。
日本においては、気象庁が基準を定めていて、風通しや日当たりの良い場所で、電気式温度計を用いて、芝生の上から1.5mの位置で観測することを標準としています。また、電気式温度計は、直射日光に当たらないように、通風筒の中に格納しています。通風筒の上部には電動のファンがあり、筒の下から常に外気を取り入れて、気温を計測しています。
日本の最低・最高気温
※2020年12月16日現在
日本最低気温ランキング
1位：マイナス41.0℃ （北海道 旭川）※1902年（明治35年）1月25日
2位：マイナス38.2℃ （北海道 帯広）※1902年（明治35年）1月26日
3位：マイナス38.1℃ （北海道 江丹別）※1978年（昭和53年）2月17日
4位：マイナス38.0℃ （静岡県 富士山）※1981年（昭和56年）2月27日
5位：マイナス37.9℃ （北海道 歌登）※1978年（昭和56年）2月17日
日本最高気温ランキング
1位：41.1℃ （静岡県 浜松）※2020年（令和2年）8月17日
1位：41.1℃ （埼玉県 熊谷）※2018年（平成30年）7月23日
3位：41.0℃ （岐阜県 美濃）※2018年（平成30年）8月8日
3位：41.0℃ （岐阜県 金山）※2018年（平成30年）8月6日
3位：41.0℃ （高知県 江川崎）※2013年（平成25年）8月12日
6位以下は下記より参照下さい。
