11月1日の記念日と、記念日に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。
計量記念日
1993年(平成5年)11月1日に現行の計量法が施行されたことから、通商産業省(現在:経済産業省)が記念日にしました。それまでは旧計量法が施行された6月7日が計量記念日でした。電気記念日(3月25日)、発明記念日(4月18日)、貿易記念日(6月28日)とともに経済産業省の4大記念日の1つとなります。
記念日を制定した目的は、計量制度の普及や社会全体の計量意識の向上を目指す目的があるそうです。
プチ情報
毎年の夏には「何でもはかってみようコンテスト」が開催され、 学校や日常生活にある身近なものをはかって、写真、図画、作文等によって、はかったもの、その方法、その結果、感想等をまとめて提出するというコンテストが行われています。「はかる」(計る、量る、測る)ことの楽しさや、その大切さを広げようという趣旨で開催されます。日本全国の小学生が対象で、9月上旬が締め切りとなるので、夏休みの自由研究にお勧めです。
灯台記念日
1949年(昭和24年)に海上保安庁が制定しました。1868年(明治元年)の11月1日(旧暦:8月30日)に、日本で最初の洋式灯台である観音埼灯台(神奈川県横須賀市)の起工日にちなんでいます。
プチ情報
日本最初の洋式灯台は「観音埼灯台」と言われていますが、和式灯台はどうでしょうか。文献として確認できるのは、839年(承和6年)に遣唐使船の目印として、九州各地の峰で篝火(かがりび)を焚かせたと「続日本後紀」にあるのが最初であると言われています。また、建設が確認できる最古の灯台は、大阪市住之江区にある高灯籠(たかどうろう)だと言われています。高灯籠は鎌倉時代に創建され、元は現在よりも200メートルほど西方にありましたが、1974年に場所を移して復元されました。
自衛隊記念日
1966年(昭和41年)に防衛庁(現在:防衛省)が制定しました。1954年(昭和29年)7月1日に「防衛庁設置法」「自衛隊法」が施行され、防衛庁と自衛隊が発足されましたが、夏や秋口には自然災害が多い時期で、自衛隊の出動が予想されることから、自然災害の少ない11月1日を記念日としました。
プチ情報
自衛隊記念日の記念行事として、陸上自衛隊が3年に一度、朝霞訓練場(埼玉県南部)で「中央観閲式」が開催されます。目的は、自衛隊員が最高指揮官である内閣総理大臣(観閲官)の観閲を受けることにより、隊員の使命の自覚及び士気の高揚を図ることと、防衛力の主力を展示し、自衛隊に対する国民の理解と信頼を深めるものとしています。