11月2日の記念日と、記念日に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。
阪神タイガース記念日
1985年(昭和60年)11月2日(土)、プロ野球の日本シリーズで阪神タイガースが西武ライオンズを破り、38年ぶり、セリーグ・パリーグの2リーグ化後では初の日本一になったことを記念して、阪神タイガース後援会などが制定しました。
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この年は「バックスクリーン3連発」という有名な出来事が起きました。1985年(昭和60年)4月17日に阪神甲子園球場で行われた阪神対巨人戦で、7回裏の阪神の攻撃時に、巨人の槙原寛己投手が6球を投じる間に3者連続(ランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布)でバックスクリーンへ本塁打を打ったという、プロ野球ファンなら誰しもが知っている出来事でしょう。阪神ファンの間では「伝説の三連発」とも呼ばれているようです。7回裏、1対3で巨人が勝っている場面。2アウト、ランナーをふたり置いて、バッター、バース。槇原投手が投じたシュートボールはバックスクリーンへ一直線。普段はあまり投げない球種であったが、前の打席で同じシュートを放って、ゲッツーを取っていたので、この打席も同じ球種で打ち取ろうと考えたようです。逆転の3ラン。勝っていた試合をひっくり返されてしまいショックを受ける中、次はバッター、掛布。まだ、動揺の治らない槇原投手の投じた高めのストレートボールは、これまたバックスクリーンへ。この時点で、もうノックアウト。槇原投手がコメントをしていますが、3人目のホームランは覚えているけど、その後の記憶が全く無く、誰がマウンドに来て、どんなふうに交代させられたのか、ベンチに帰ってどうしたのか、アイシングをしたのかどうか、それどころか、宿舎に帰って何をしていたのかも、その日のことは全く覚えていないそうです。それほどのショックだったのですね。
習字の日・書道の日
2013年(平成25年)9月に公益財団法人日本習字教育財団が制定しました。11月2日である理由は、「いい(11)もじ(2)」の語呂合わせの意味と、文化祭などの多い11月の文化月間に合わせたもので、活字文字が多くなっている昨今において、毛筆や硬筆で文字を美しく書く伝統文化を広め、継承することを目的とした記念日だそうです。
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この記事を書くにあたり、「習字」と「書道」の違いを今更ながら知ることになりました。まず、「習字」とは字を習うことです。正しい筆順で手本通りに書くことで、バランスよく綺麗に整った字が書けるようになることを目的とします。一方、「書道」とは筆と紙を通して自己表現をすることを目的とします。芸術的な部分が強く、ただ字を書くのではなく、字に思いや感情を込めて書きます。つまりは、習字では単純に上手い下手が重視され、書道では芸術性が重視されることになりますね。「習字」と「書道」、言葉の使い方には気をつけたいものです。
キッチン・バスの日
2005年(平成17年)にキッチン・バス工業会が制定しました。11月2日である理由は、11月3日の「文化の日」の前日を家庭文化のあり方を考える日にということと、Kitchen・BathのKとBがアルファベットの11番目と2番目であることから決められたようです。システムキッチンおよび浴槽・浴室ユニットなどに対する理解の促進と工業会の認知度向上を目的とします。
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記念日を記念して、毎年、「台所・お風呂での様々な思い出や、出来事」に関する川柳を募集しています。第14回(2018年)は5月1日から7月16日まで募集し、11月2日に表彰されます。「キッチン・バス大賞」は5万円、「準キッチン・バス大賞」は3万円など、賞金も出ているようです。お子さんがいらっしゃる方は応募されてみてはいかがでしょうか。