【わかりやすい】今日は何の日&雑ブログ

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【12月18日 記念日】東京駅完成記念日〜今日は何の日〜

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12月18日は「東京駅完成記念日」です。「東京駅完成記念日」に関係するトピックスを紹介します。朝礼やその日のネタにでもなれば幸いです。

 

東京駅完成記念日

「東京駅完成記念日」は、1914年(大正3年)12月18日に、「東京駅」が完成して完成式典が行われたことに由来します。「東京駅の日」とも言われています。この日の2日後、1914年(大正3年)12月20日に開業し、それまで東海道本線の起点であった「新橋駅」を、この「東京駅」に移されることになりました。

 

東京駅完成までの歴史

江戸時代が終わり明治時代に入って間もない頃、 近代国家の首都にふさわしい都市へと 東京を改造する気運が高まり始めました。鉄道の整備もメインテーマの一つでした。当時、東京のメインターミナルは「新橋駅」でしたが、その「新橋駅」と「上野駅」を高架鉄道(盛土や高架橋により線路を周囲の地面や道路より高い位置に置いた鉄道)で結び、皇居の正面に中央停車場を設置する計画が立てられました。独自にあった官設鉄道と私設鉄道を結び、都市内交通を活性化して、そして日本列島を縦貫する大動脈を作り出そうとしました。

1889年(明治22年)、神戸駅まで全通した官設鉄道の「新橋駅」と、私鉄・日本鉄道の「上野駅」を結ぶ高架鉄道の建設が東京市区改正計画によって立案され、1896年(明治29年)の第9回帝国議会において、「新橋駅」と「上野駅」の途中に中央停車場を建設することが可決されました。1890年(明治23年)には、内務大臣から建設の訓令が発せられ、1900年(明治33年)から高架線の工事が始まりました。途中では日露戦争が始まった為に工事は中断されましたが、1906年(明治39年)に工事が再開され、1910年(明治43年)に高架線が完成しました。

駅舎については1903年(明治36年)、前東京帝国大学(現在の東京大学工学部)の学長で、当時の日本建築界の第一人者、 「辰野金吾」が設計を始めます。当初は小規模な計画でしたが、初代鉄道院総裁であった「後藤新平」の意向で設計が何度も変更され、予算は当初の7倍にも膨れ上がりました。1908年(明治48年)にようやく駅舎基礎工事が始まり、 その6年後である1914年(大正3年)の12月14日に、総坪数3,184坪(内駅舎 2,341坪)、正面長334.5m、左右に巨大な2つのドームを持ち、全国の鉄道網の中核に相応しい西洋式のレンガ建築駅舎が完成しました。